ストラトス タイプ-1 プロジェクト
stratos Type-1 project
ストラトス タイプ1

現在(2007年10月現在)、サイドではこの『ストラトス タイプ-1 プロジェクト』に着手しているまっただ中です。その完成ははたしていつになるのか・・・

ストラトスのプロトタイプとして1970年に産まれたType Zeroと、1971年に産まれたType 1があります。
Type Zero はランチャーがベルトーネにラリーカーとしてのストラトスを依頼するきっかけとなったプロトタイプで、あまりにも未来的なデザインはその後、Type 1やカウンタックに受け継がれていきます。
ここで取り上げる Type 1 もデザインの意図がはっきり汲み取れるデザインです。デザイナーのこだわりが随所に見られ、量産型ストラダーレとは異なった綺麗なデザインです。

特徴は、フロントの一体型マーカーレンズや、ボンネットやリヤゲートにあるスリット状ディティールの熱気抜き、大胆な丸型4分割テールランプ、両開きの2本ワイパーです。量産型にあるリヤバイザーやスポイラー等が一切なく、スッキリとした面の構成が彫刻的に表現されています。

contents


◇プロトタイプの美しいボディーを現代に蘇らせたくて・・・

◇ディティール変更の検証!

◇形状作成開始!

◇いよいよ塗装します!

◇各部のパーツ製作!

◇塗装から帰ってきたボディーに早速パーツを取り付けました!


◇その後のType-1!(久々のアップです<2009/06/16up>)new!!

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プロトタイプの美しいボディーを現代に蘇らせたくて・・・

ストラトス タイプ1

Type Zero の写真を始めて目にした時、超未来的なフォルム、時代を逸脱したデザインは本当に衝撃でした!そんな衝撃もつかの間、1年後にラリーカーとして発表された Type 1 はラリー車としての性能を遺憾なく発揮するだけでなく、 Type zero から受け継がれたスタイルを継承し、ウェッジの効いた躍動感溢れるデザインなのです!

ストラトス タイプ1

TYPE 1 も市販までには何度もディティールの変更を受けました。当初のボディカラーは白で、後にツヤ消しの赤(オレンジがかった)になりました。

スポイラーなどのない、スッキリとしたType1のデザイン。

ストラトス タイプ1 ストラトス タイプ1 ストラトス タイプ1
ストラトス タイプ1

上記の写真は、イタリア雑誌
Andrea Curami
『Lancia Stratos -thirty years later-』
に掲載されています。

このようなType1の美しくシンプルなBodyを蘇らせるべく
Type1プロジェクトを立ち上げ、製作する事にしました!
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製作にあたり、ディティール変更の検証!

では早速、『Type1プロジェクト』の製作開始です!まずはBody形状の検討から始めます!

○フロントフードとエアアウトレットの穴形状の検討。数とピッチを写真から割り出しました。

○写真から市販型のラインとType1のライン
を交換し、窓のラインを決定しました。

○リアカウル下側の形状変更。

○日本版ストラトスType1を作るにあたり、V6エンジンにこだわり、NSXのエンジンを使用する事にしました。

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形状作成開始!

Body改造にあたり『テクニカルショップHAPPY』のBody担当者I氏と何度も入念にミーティングしました。形状の作り込みやクウォリティーは、経験豊富なこの担当者I氏の手によって、期待以上の仕上がりになりました!カウル回りの補強も、フレーム等を入れてFRP Bodyとは思えないしっかりとした感じです!カウルのロックも、剛性感ある仕上がりです。エアインテークの形状も何度か変更が加えられ、満足のいくものに仕上がりました。担当者I氏はとても研究熱心で、資料等も独自に入手し大変助かりました。
感謝感謝です!

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いよいよ塗装します!

引き続き、TECHNICALSHOP HAPPYさんで塗装をして頂きました!
ボディカラー、正直迷いました。しかし発表当初のカラー『白』に決定しました。が、さらにどんな白色にしようかと、沢山の『白』の色見本を作成し、赤みがかった白なのか、グレイッシュな白なのか・・・
さんざん検討した結果、決定しましたー!
『ややグリーンがかった爽やかな白!』・・・分かりづらいですか?
写真では分からないと思いますが、塗り終わってそれが間違いでは無かった事をお知らせしておきます!

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各部のパーツ製作!

本体もいよいよ形状が見えてきたので、各部のパーツも急いで作成開始です!こちらもType 1のデザインのこだわりを残しつつ、現代版にアレンジした仕様としてみました!

コンビネーションランプ
ストラトス タイプ1

LEDを使用しレイアウトを考えました。3DCADにて形状をデザインし、三協ダイカストさんの協力により作成いたしました!予想以上に綺麗に輝くコンビネーションランプに仕上がりました!


外側(写真左)がウィンカー(オレンジ)、
中央がポジションランプ(白)、
車体中央寄り(写真右)がパッシングランプ(白色超強力LED)

ストラトス タイプ1


裏側(基盤)

センターメーター

レイアウト的には、オリジナルストラトスのインパネにしました。エンジン自体はhoda『NSX』のものを搭載している為、メーター類はNSXユニットを使用しています。文字盤などはスポーティ時計のようなイメージでデザインしました。しかし、量産型のメーターレイアウトでは、デザイン的に物足りないので、近々専用のデザインに変更したいと考えています。

ストラトス タイプ1
ストラトス タイプ1
LEDランプ
ストラトス タイプ1

目立って特徴的なType1のテールランプも、LEDを使って検討し作成いたしました!LEDを点灯させた時の美しさは、目立つことうけあいです!

ストラトス タイプ1 ストラトス タイプ1
ベルトーネエンブレム
ストラトス タイプ1

10年程前です、イタリアへ旅行した際に『トリノ自動車博物館』にて購入しました。10年以上も前からこのプロジェクトの立ち上げを計画していたのが、10年も立ってしまったのだな!と最近になって実感。

ベルトーネエンブレム
ストラトス タイプ1

これはイタリアにて購入した本物のエンブレムから軽量にするためにプラスチックで製作しました。

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